進化する睡眠薬

vial and drugs on black background

心が不安になり、普通以上にその状態が深刻になって心の健康が損なわれ、眠れなくなってしまう。そんな種類の睡眠障害は現代に特有のものではなく、昔から存在していたものでした。というわけで長い時間、本当に長い時間をかけてこの現象に関する研究は行われており、現代医学が「人の心」の解析に成功してからは、睡眠薬の研究は一気に進み、さまざまな睡眠薬が生まれ、さらに進化してきました。
現代という時代は、睡眠薬が日進月歩の進化を続けてきた時代でもあるのです。

たとえば、ルネスタという睡眠薬は、アモバンという睡眠薬の進化形として登場したものです。
眠りをもたらす効果自体は、アモバンとルネスタとの間で大きく変わるものではありません。いずれも、「超短時間型」の睡眠薬であり、特に眠りに入るところでつまずいてしまうという人に対して有効な睡眠薬となっています。しかしルネスタが登場する以前までよく使われていたアモバンには、「飲むと口の中に苦みが残る」というちょっとしたデメリットがあったのです。もちろん眠りを妨げるほどのひどい苦みではありませんが、それが苦手だという人もいたわけです。
ルネスタは(そこだけではないのですが)そんなアモバンをさらに改良し、人がより気持ちよく眠れるようにした睡眠薬です。ルネスタを飲んだときに口の中に苦みが残るようなことはありません。アモバンが苦手だった人も、ルネスタならより気持ちよく安心して眠りにつくことができるようになったのでした。
このように、睡眠薬は進化し続けています。これから先も、もっとすごい薬が出てくる可能性もあるのです。