非ベンゾジアゼピン系

drugs on the leaf

現代の睡眠障害は、多くがストレスや鬱の傾向など、心の問題に直結するものとして現れます。鬱病とか不安障害と診断されるほどではない人であっても、寝る前になっていろいろと考え込んでしまい、思考が千々に乱れて眠れなくなってしまうということがあります。現代の睡眠薬は、そのような状態になったときに効く薬となっているのです。アモバン、ルネスタといった薬も、そのような睡眠障害に効く薬となっています。不安を抱え、マイナス思考に支配された心に安心感をもたらし、不安を解消して自然な眠りへいざなうこと。それが、現代の安心で安全な眠りを実現する睡眠薬の特徴です。

特に、アモバンやルネスタといった睡眠薬は「非ベンゾジアゼピン系」という系統に属し、心に作用をもたらしながらも眠りに関する部分だけを刺激する働きを持っています。不安障害を解消するための抗不安剤には「ベンゾジアゼピン系」という系統の薬があり、それを改良したのが「非ベンゾジアゼピン系」という系統の薬です。
「非ベンゾジアゼピン系」というのは、「ベンゾジアゼピン系」と反対の性質を持つもの……ではありません。ベンゾジアゼピン系の薬が持つさまざまな作用の中から眠りに関する部分だけを抜き取ったのが、非ベンゾジアゼピン系ということになっています。
眠りに必要なのは、心がリラックスすること、活発に働くのではなくゆっくりと休むように促すこと。非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、ベンゾジアゼピン系の抗不安剤などが持つ、「心に高揚感をもたらす」といった作用は外して、「リラックスさせる」「休ませる」という作用だけに特化させています。
というわけで、静かにゆっくりと眠りに向かうことができるようになるのです。